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やりとげる力を読んで

 

やりとげる力

やりとげる力

 

 以前読んだSOFT SKILLSにもモチベーション3.0にもお勧めされていたので、読んでみた。

作者が自分自身に書いた本と書かれているため、かなり灰汁が強い。天使とか未知なる存在とか出てきて、自分には理解ができないところがあった。しかし、本当であるかどうかは重要ではなく、重要なのは影響をうけるかどうか。(『人は役割を持ってうまれてきた』とか、『今やっている仕事が神から与えられた』とか、とりあえずやる気がUPされる)

第2部のプロになるの章は最高。(この部分は灰汁が弱い)

しかし、この書籍の名前が微妙すぎる。やりとげる力って、確かに書かれているけども、書籍の内容からしたらチープ。原著のようにthe war of artでよかったのでは。

人の知識はなかなか伝わらない。ただロジカルに書いただけでは、文脈の隙間に知識が抜け落ちる。特に人の中身(心)に関することについては。

その点、この人は本当によく伝わる。

以下、メモ。

 

  • レジスタンスは抜け目がない
  • レジスタンスは恐れで強まる
  • レジスタンスは仲間を作る→すべきことを始めようとすると、周りの親しい人たちから態度が変わったと言われる。周囲の人々が邪魔をするようになる。
  • レジスタンスとトラブル→トラブルを抱え込むのは、周囲の注意を惹くための安っぽい手段に過ぎない。仕事を第一に考えている人はすぐにトラブルを解消する。仕事の邪魔にしかならないとわかっているから。
  • レジスタンスと被害者意識→医師たちの見解によれば、扱う奨励の70~80%が身体的健康状態とは無関係
  • レジスタンスと不幸→抗うことのできない不幸な感覚に囚われる。
  • レジスタンスと自信喪失→自信喪失は味方にできる。野心の大きさのバロメータ。「自分は本当の意味で作家か? 本当の意味でアーティストなのか?」★よかった
  • レジスタンスと恐れの感情→ある仕事を行うのに感じる恐れが強ければ強いほど、それがなされる仕事であると確信できる。レジスタンスは恐れという形で認識される。
  • レジスタンスと妄想→妄想はレジスタンスがもたらす症状の一つであり、アマチュアであることの証。プロは仕事のみに意識を集中させ、それ以外に関しては、ものごとの流れに任せる。
  • レジスタンスと孤独→寂しくない。登場人物と一緒にいる
  • レジスタンスと癒し→癒しという文化。何を癒せというのか。プロのアスリートは、身体のどこにも痛みを感じない朝などありえないことを知っている。痛みを抱えたままプレイすることは当たり前なのだ。~~~~求めた癒しの分だけ、本当にしなければならないことから得られるものが減るのを知っているのだ。
  • レジスタンスと支え→ワークショップ。私に言わせればこれほどくだらないものはない。私には最も嫌いな言葉がある。『支え』という言葉だ。家族や知人に支えを求めるのは、死の床に呼び寄せるようなものだ。
  • レジスタンスと言い訳1→しかし、言い訳には共謀者となるものがいる。言い訳を実際に信じ込んでしまうのは、われわれの心のその部分だ。
  • レジスタンスと言い訳2→レジスタンスの言い訳は真実であることが多い。すべてが理に適っている。妻が妊娠8カ月なのは本当で、夫にはできるだけ家に居てほしいかもしれない。所属部署が長い時間をかけて組織の再編にとりかかっているのも事実かもしれない。やりかけの仕事があったとしても、もすうぐ子供が生まれるのならそのままにしておくのが合理的だ。ところが、当然のことながら、レジスタンスが言わすに済ませていることがある。つまり、これらはすべて何も意味も持たないということだ。トルストイには13人の子供がいたが、それでも『戦争と平和』を書き上げた。ランス・アームストロングはガンに侵されていたが、ツール・ド・フランスで7連覇を達成した。
  • プロとアマチュアの違い→アマチュアは楽しさを追い求めるが、プロフェッショナルは真剣勝負をする。
  • プロとは→仕事をする姿勢を整えれば女神がやってきて、ひらめきをもたらしてくれることを知っていたのだ。
  • 作家のとある1日→重要なのは仕事だ。何をおいても仕事と本気で向き合わなければならない。仕事こそ、持てるすべてを捧げるべき対象だからだ。~~~しかし、空を飛ぶ高がネズミを捕まえるのと同じくらい、私にとって仕事は大切なものだ。
  • 惨めさ→海兵隊員は、悲惨な状況に追い込まれることを心から愛する。冷え切った食べ物を書き込み、不十分な装備で満足し、兵士の中で死傷率が一番高いという事実も受け入れる。なぜか? ヤワな奴らは、悲惨という言葉の本当の意味を知らないからだ。天職をその身を捧げたすべての人は、意識をしようとしなかろうと、自ら進んで地獄の道へ歩み出たのだ。こうした生き方には、孤独と拒絶、自己喪失、失意、嘲笑、軽蔑、恥辱が付きまとう。悲惨な状況をどう対処するか知らなければならない。誰よりも誇りを持って悲惨さを身に浸けなければならない。仕事は戦争なのだ。そしてそれは、地獄でもある。
  • われわれはすでにプロである→仕事を同化しすぎることはいけない。アマチュアはそれを自己表現の道具にし、自分という存在を定義する。アマチュアの作曲家が交響曲を作ることなど不可能だと知っている。アマチュアが成功ばかりを思い描くのは、あまりにも失敗を恐れる態度の裏返し。何もかも深刻に捉えることはいけない。
  • プロは我慢強い→レジスタンスがアマチュアを出し抜く手は、決まり切っている。レジスタンスはあまりにも無謀で実現不可能な計画を押し付ける。人間の集中力がいつまでも続かないことを知っているからだ。やがて破滅する。プロは違う、満足感を得られるのは、長い仕事をコツコツとやり、一通り終わった後。プロの最大の武器は忍耐だ。
  • プロは神秘の力に頼りすぎない→プロは、自分の仕事を芸術ではなく、単なる作品としてとらえる。技術に意識を集中させる。
  • プロは恐れを否定しない→アマチュアはありとあらゆる恐れに打ち克たなければならないと信じている。プロは、恐れの感情を完全に克服することなど不可能だと知っている。自分を前へ推し進めれば一旦消える。
  • プロはいかなる状況でも仕事をこなす
  • プロは準備を怠らない→仕事の準備ではない。心の準備
  • プロはテクニックの習得に努める
  • プロは道具と距離を置く→道具は神によって与えられたものであり、仕事だけに使われるべきものだ。客観的に、冷静に、私情を交えずに使う。
  • プロは成功にも失敗にも冷めている
  • プロは自らを評価する→レジスタンスは他社の意見に従うのを望んでいる。
  • プロになるということ→プロになるのに神秘の力は介在しない。自分をプロとしてみる心の在り方を作り上げ、実際にそうする。それだけのことだ。
  • 自我と自己→自己は次のようなことを信じる。死は幻にすぎない、時間も空間も幻にすぎない、神はあまねく存在する
  • 恐れの感情→真の恐れは、成功することへの恐れ。自分が持っているとひそかに認めている力にアクセスできることの恐れ。心の奥底に息づく本当の自分の姿になれることの恐れ。グループ意識、部族意識から自分を押し出すことになるから。自分という存在が自分で考える以上のものであると気づくことを恐れる。両親や子供、そして教師が思う以上の存在であることに気づくのが怖いのだ。その声は、我々には強い気持ちと粘り強さ、そして素質があることを絶えず伝わってくる。それが怖い。約束の地へたどり着けることが怖いのだ。なぜ怖いのか。もしそれが本当なら、知っているすべてのものから自分を引き離すことになるからだ。われわれ人間は、殻を破った瞬間に未知の怪物になる。理想を抱き続けているなら、それだけの価値があることをみせなければならない。それがまた恐ろしい。いったいどうなってしまうのか? 友人も家族も失い、そばにいても誰も気づいてくれなくなるだろう。星野またたくつめたい虚空で頼りにする人もものも何もないまま、たった一人になってしまうのだ。もちろん、こうしたことは確実に起きる。しかし、完全に孤独になるわけではないのだ。
  • 本当の自分→我々人間は、無限の選択肢を持って生まれたわけではない。独自の運命を与えられて生まれてきた。絵を描くために生まれたのなら、その役割は画家になることだ。子供を育て養うために生まれたのなら、母親になるのが与えれた役割だ。世界にはびこる無知と不正をただすために生まれたのなら、自分の本質に気づき、その仕事に取り掛かるのがその人の責務だ。